股関節の痛みに毎日悩まされていませんか
「立ち上がるときに股関節がズキッとする」「長く歩くと付け根が重だるい」「子どもを抱っこすると股関節に負担を感じる」——このような股関節の痛みを抱えている女性は少なくありません。家事や育児、仕事に追われる毎日の中で、痛みを我慢しながら過ごしている方も多いのではないでしょうか。
実は股関節の痛みは、男性よりも女性に多い傾向があるといわれています。なぜ女性のほうが股関節に負担がかかりやすいのか、その背景にはいくつかの要因が重なっていると考えられています。この記事では、柔道整復師の視点から、女性に股関節の痛みが起こりやすい理由を年代別の変化も含めてわかりやすく解説します。
なお、股関節の痛みの背景にはさまざまな状態が考えられ、中には医師による診断や画像検査が必要なケースもあります。痛みが長引く場合や強くなる場合は、自己判断を続けず早めに医療機関にご相談いただくことをおすすめします。
股関節の痛みが女性に多いといわれる理由
骨盤の形状の違い
女性の骨盤は、出産に備えて男性よりも横に広く、浅い形状をしていると考えられています。この構造は妊娠・出産に適している一方で、股関節を支える筋肉や筋膜(体を包む膜)にかかる負担が男性より偏りやすいともいわれています。骨盤の形状そのものは生まれ持ったものですが、その特徴を知っておくことは、日々の体の使い方を見直すヒントになります。
出産による骨盤のゆるみ
妊娠中は出産に備えて「リラキシン」というホルモンが分泌され、骨盤まわりの靭帯(骨と骨をつなぎとめている組織)がゆるみやすくなるといわれています。このゆるみは出産後も徐々に戻っていきますが、完全に元の状態に戻るまでには時間がかかり、その間は骨盤が不安定になりやすく、股関節に負担が集中しやすいと考えられています。
ホルモンバランスの影響
女性ホルモンは骨や関節、筋膜の状態にも関わっているといわれています。ホルモンバランスが大きく変化する産後や更年期には、関節を支える組織の状態も変化しやすく、股関節まわりの違和感や痛みにつながる可能性があると考えられています。
筋力低下
お尻の筋肉(股関節を支える大きな筋肉)や体幹(体の胴体部分を支える筋肉群)の筋力が低下すると、骨盤が傾きやすくなり、股関節への負担が偏ってしまうことがあります。特に加齢や運動不足によって筋力が落ちやすい女性は、この影響を受けやすいといわれています。
靴の影響
ヒールの高い靴や足に合わない靴を履く機会が多いことも、股関節への負担に関わっている可能性があります。重心のバランスが崩れた状態で長時間歩くことが、股関節まわりの筋肉や関節に余分な負荷をかけると考えられています。
産後の骨盤の変化と股関節痛の関係
産後は骨盤まわりの靭帯がゆるんだ状態が続きやすく、そこに慣れない抱っこや授乳、中腰での育児動作が加わることで、股関節に負担が集中しやすい時期です。さらに睡眠不足や運動不足も重なりやすく、筋力が落ちた状態で体を酷使してしまうケースも見られます。
産後の股関節の痛みは多くの方が経験する変化ではありますが、痛みが強い場合や長引く場合には、無理をせず専門家に相談することが大切です。
更年期世代に股関節の痛みが増える理由
50代前後の更年期にさしかかると、女性ホルモンの分泌量が大きく変化し、骨や関節、筋肉の状態にも影響が及ぶといわれています。これに加えて、長年の姿勢のクセや筋力低下が積み重なることで、股関節の違和感や痛みを感じやすくなる方が増える傾向があります。
「年齢のせいだから仕方がない」と諦めてしまう方も多いのですが、日々のケアや体の使い方を見直すことで、負担のかかり方が変わる可能性はあります。
日常生活で気をつけたいセルフケアのポイント
- 長時間同じ姿勢で座り続けない
- 足を組む、横座りをするなど骨盤が傾きやすい姿勢を控える
- ヒールの高い靴を履く時間をできるだけ減らす
- お尻や体幹の筋肉を意識した軽い運動を無理のない範囲で取り入れる
- 抱っこや荷物を持つときは片側に偏らないよう意識する
これらはあくまで日常生活での工夫であり、痛みそのものを解消することを保証するものではありません。痛みが続く場合や強くなる場合は、我慢せず早めに医療機関にご相談いただくことをおすすめします。
一宮整骨院〜Seri〜の「KIRIN整体」という考え方
一宮整骨院〜Seri〜では、痛む股関節だけを診るのではなく、なぜそこに負担と滞りが集まったのかを全身から探すという考え方を大切にしています。これを「KIRIN整体」と呼び、次の4つの視点と医療機関との連携を組み合わせて、お体づくりのサポートを行っています。
関節と筋膜を整える
股関節は「関節の動き」と「筋膜(体を包む膜)のなめらかな滑り」がセットで働くと考えられています。骨盤の形状や出産による変化で生じた動きのわずかなエラーや滑りの低下を整え、本来の動きを引き出すサポートを目指します。
神経の通り道を整える
神経が周囲の組織にひっかかり、血の巡りが落ちると、しびれや痛みにつながると考えられています。特に骨盤まわりの変化が大きい産後や更年期には、神経の滑り道をゆるめる視点からのサポートを行います。
姿勢と全身のつながりを整える
股関節の痛みは、足裏のアーチ・膝・骨盤・腰の使い方が連鎖して生まれやすいといわれています。お尻の筋肉が弱ると骨盤が傾き、股関節に負担が偏る——このような全身のつながりを踏まえて、体のバランスを整えるサポートを行います。
呼吸と巡りを整える
浅い呼吸や血の巡りの滞りは、体の回復力を下げる要因になると考えられています。横隔膜の動きや呼吸、血流、自律神経(体を無意識に調整する仕組み)のバランスを整え、痛みが出にくく回復しやすい体の土台づくりのサポートを行います。
医療機関との併用
股関節の痛みの診断や、レントゲン・MRI・エコーなどの画像検査、手術の判断は整形外科(医師)の領域です。まずは医療機関で状態を確認していただき、日々のケアと体づくりを当院がサポートするという併用の形をおすすめしています。
まとめ
股関節の痛みが女性に多いといわれる背景には、骨盤の形状、出産による骨盤のゆるみ、ホルモンバランスの変化、筋力低下、靴の影響など、いくつもの要因が重なっていると考えられています。産後や更年期といった女性特有のライフステージの変化も、股関節への負担に関わっている可能性があります。
日々の姿勢や体の使い方を見直すことは大切ですが、痛みが長引く場合や強くなる場合は、自己判断を続けず早めに専門家へご相談いただくことをおすすめします。
股関節の痛みが続く場合は、早めの対応が大切です。一宮市周辺で股関節の痛みにお悩みでしたら、一宮整骨院〜Seri〜にご相談ください。
一宮整骨院〜Seri〜
所在地:愛知県一宮市(名鉄尾西線・苅安賀駅)
電話:058-652-4101
ご予約:https://ichinomiyaseitaiin.com/contact






