妊娠中・産後の股関節の痛み、一人で抱え込んでいませんか
お腹が大きくなってから歩くたびに股関節がズキッとする、赤ちゃんを抱っこするたびに立ち上がりがつらい――そんな経験をしている30〜40代の女性は少なくありません。家事や育児で忙しく、自分の体のケアは後回しになりがちですが、痛みを我慢し続けると日常の動作そのものがつらくなってしまうこともあります。「体形が変わったせいかもしれない」「そのうち治まるだろう」と一人で抱え込んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、妊娠中・産後に股関節が痛みやすい理由と、無理のない範囲でできるセルフケアの考え方をお伝えします。
なぜ妊娠中は股関節が痛くなりやすいのか
妊娠中は「リラキシン」というホルモンの分泌が増えると言われています。これは出産に向けて骨盤まわりの靭帯(じんたい:関節をつなぐ帯状の組織)や関節をやわらかくする働きがあると考えられており、股関節や骨盤まわりが不安定になりやすい時期でもあります。このホルモンは妊娠初期から分泌が始まり、出産に近づくにつれて骨盤まわりが徐々にゆるみやすくなるとされています。加えて、お腹が大きくなることで体の重心が前に移動し、姿勢を保つために股関節や腰まわりの筋肉に普段とは違う負担がかかりやすくなります。体重の増加も関節への負荷を高める一因になり得ます。人によっては、恥骨(ちこつ:骨盤の前側にある骨)のあたりに違和感を覚えることもあると言われています。こうした複数の要因が重なって、妊娠中は股関節に痛みや違和感を感じやすくなると考えられています。
産後も痛みが続くのはなぜか
出産後もリラキシンの影響がすぐに消えるわけではなく、骨盤まわりの関節がゆるんだ状態がしばらく続くとされています。そこに加わるのが、授乳や抱っこの姿勢です。片側に赤ちゃんを乗せて抱っこする、前かがみで授乳をするといった動作を長時間・繰り返し行うことで、股関節や骨盤に偏った負担がかかりやすくなります。また、出産による骨盤まわりの筋力低下や、睡眠不足による体の緊張も、痛みが長引く背景にあると考えられます。産後は「体が元に戻る時期」であると同時に、育児という新しい負担が重なる時期でもあるため、意識的なケアが大切です。個人差はありますが、痛みや違和感が長引く場合は、我慢せず早めに専門家へ相談することも選択肢の一つです。
無理をしないためのセルフケアの考え方
座り方や立ち方を見直す
床にぺたんと座る、横座りを続けるといった姿勢は骨盤の左右差を作りやすいと言われています。椅子に座るときは深く腰かけ、左右の座骨に均等に体重をかけることを意識してみましょう。立ち上がるときも、片足に体重をかけすぎず、両足でゆっくり立ち上がることを意識すると負担を分散させやすくなります。
抱っこの仕方を工夫する
いつも同じ側の腰に赤ちゃんを乗せる抱き方は、股関節への負担を片側に集中させやすくなります。抱っこひもを活用したり、意識的に反対側でも抱っこする時間を作ったりすることで、負担の偏りを減らせる可能性があります。
骨盤まわりのサポートグッズの活用
骨盤ベルトなどのサポートグッズを取り入れる方もいますが、使い方や着用時期によって体への影響は異なるため、産婦人科の医師や助産師に相談しながら取り入れることをおすすめします。
休める時間を作る
育児中は難しいことも多いですが、痛みが強いときは無理に動き続けず、横になって股関節を休める時間を意識的に作ることも大切です。「頑張りすぎない」ことも立派なセルフケアの一つです。
こんなときは医療機関への相談も検討を
股関節の痛みが強く歩けないほどつらい場合や、しびれを伴う場合、股関節以外の痛みも出てきた場合などは、整骨院でのケアだけでなく、まず整形外科を受診することをおすすめします。骨や関節の状態を画像検査で確認したり、診断を受けたりすることは医師の領域であり、当院を含む整骨院では診断や画像診断は行えません。妊娠中の場合は、まず産婦人科の医師にも相談し、必要に応じて整形外科と連携しながら経過をみていくことが大切です。気になる症状がある場合は、自己判断で我慢せず、早めに医療機関へご相談ください。
一宮整骨院〜Seri〜の「KIRIN整体」という考え方
当院では、痛む股関節だけを診るのではなく、なぜそこに負担と滞りが集まったのかを全身から探す「KIRIN整体」という考え方を大切にしています。妊娠中・産後の股関節痛にも、この視点でサポートを行っています。
関節と筋膜を整える
股関節は「関節の動き」と「筋膜(体を包む膜)のなめらかな滑り」がセットで働くと考えられています。妊娠・出産で崩れやすい動きのわずかなエラーや滑りの低下を整え、本来の動きを引き出すサポートを目指します。
神経の通り道を整える
神経が周囲の組織にひっかかり血の巡りが落ちると、しびれや痛みにつながると考えられています。抱っこや授乳姿勢で負担がかかりやすい部分の神経の滑り道をゆるめることを目指し、サポートを行います。
姿勢と全身のつながりを整える
股関節痛は足裏のアーチ・膝・骨盤・腰の使い方が連鎖して生まれやすいものです。出産でお尻の筋肉が働きにくくなると骨盤が傾き、股関節に負担が偏りやすいと考えられています。全身のつながりから整えることを目指します。
呼吸と巡りを整える
浅い呼吸や巡りの滞りは回復力を下げると言われています。横隔膜や呼吸、血流、自律神経のバランスを整え、痛みが出にくく回復しやすい体の土台づくりをサポートします。
医療機関との併用
診断・画像検査・手術判断は整形外科(医師)の領域です。まず医療機関で状態を確認していただき、日々のケアと体づくりを当院がサポートする、併用の形を大切にしています。
まとめ
妊娠中・産後の股関節の痛みは、ホルモンの影響による骨盤まわりのゆるみや、体重の変化、抱っこ・授乳姿勢など、複数の要因が重なって起こりやすいと考えられています。無理をせず、座り方や抱っこの仕方を見直しながら、体を休める時間も大切にしてください。強い痛みやしびれがある場合は、まず整形外科への相談もご検討ください。
股関節の痛みが続く場合は、早めの対応が大切です。一宮市周辺で股関節の痛みにお悩みでしたら、一宮整骨院〜Seri〜にご相談ください。
一宮整骨院〜Seri〜(愛知県一宮市・名鉄尾西線 苅安賀駅)
電話:058-652-4101
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